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太郎くんとエッチな災難

第4章 気持ち




俺が朝食を食べていると七瀬は急いで支度をしていた。



まだ余裕の時間なのにどうしたんだろう?



「クラス委員の仕事あるから先に出るね、嘉山君はゆっくり家出て」

「そういう事かよ。どうせもう一人の委員の奴は来ないんだろ?世話になってる分委員の仕事手伝う」



俺もさっさと朝食を食べて七瀬と一緒に家を出る事にした。



結局昨日から登下校一緒にしてしまっているが、七瀬は好きな奴とはそういう事はしないのだろうか。



「私達昨日からずっと一緒にいるねっ」

「…そういえばそうだよな。ちょっと離れる時間作った方が良かったか?」

「ううん!不思議と嘉山君とずっと一緒にいるの自然な感じするんだぁ」


俺は七瀬とずっと一緒にいたいとまで思ってしまっている…。

今まで彼女が出来てもこんな気持ちになる事無かったのに俺はどうしたんだろう。



学校に着くと早いせいか運動部の朝練の生徒が疎らにいるくらいだ。



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