太郎くんとエッチな災難
第5章 準備室
私達は完全に閉じ込められてしまった。
2人ともスマホは教室だ。
嘉山君は何度かカギを壊そうとしていたけどドアは無駄に頑丈な鉄のドアでこっちからはどうすることも出来なかった。
「きっと4時間目の授業で人来るよ」
「そうだといいけどな…」
嘉山君はそう言って床に座った。
「七瀬も座れば?」
「う、うん…ちょっとしたら座るよ!」
実は…おしっこが結構限界だったりする…。
私はウロウロしたりソワソワしたりして時間が経つのを待つ。
「そんな心配すんなって、次の授業で誰か来るからさ」
「ん…」
「……もしかしてトイレ我慢してるのか?」
「うぁ…」
バレてしまった。
「マジか!もっと早く言えよ!ここゴミ箱とかないのか!?」
嘉山君は急いで何か探し始めた。
「ふえっ!?ここでしないもんっ」
手でお股を押さえた。
…どうしよう…急に声出したから少しお漏らししちゃった…。
「クッソ!ここ何もねぇ!限界そうじゃん!今の授業終わるまであと30分以上あるんだぞ」
嘉山君は腕時計を見てそう言った。
「おもらしやだぁ…ふぇっ…」
「……分かった。じゃあ、俺が七瀬のおしっこ飲む」
「!?」