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太郎くんとエッチな災難

第9章 ガールフレンド




嘉山君と家に向かっている途中の事だ。



「お兄ちゃんだぁ」

「ん?おー!ありす!」


ブロンドヘアの小さい女の子が公園から出てきて嘉山君の所にやって来た。
近くに来ると嘉山君はすぐに抱き上げた。



どうしよう…すごく可愛いっ!



この子…嘉山君のお家の写真で見た事ある!



「もしかして妹さん?」

「そう…ありす、挨拶は?」

「えっとねぇ!嘉山ありすですっ…5さいですっ」

「ありすちゃん!上手にご挨拶出来て偉いねぇ!私は七瀬花です」


ありすちゃんに挨拶をしているとまたしても公園からブロンドの綺麗な女の人が出てきた。


「Alice!──ッ…」


英語だ…


嘉山君のお母さんかも…どうしよう…英語で挨拶ってどうすればいいんだっけ…


「母さん…───ペラペラ─」



!?


当たり前だけど嘉山君が英語喋ってる!


「七瀬、俺の母さん」

「あっ…えーっと…ナイストゥ…」

「日本語で大丈夫よ」

「すいませんっ…えっと…七瀬です、よろしくお願いします…」

「よろしくね、息子がお世話になってます」


嘉山君のお母さんが手を差し出してきたので握手をした。


「ねー!花ちゃんはお兄ちゃんのガールフレンドなのー?」

「うん、そうだよー」


ガールフレンドって女友達って事だから間違ってないよね?


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