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太郎くんとエッチな災難

第10章 手錠




笹木君と瑠菜ちゃんに案内されてマンションに着いた。



部屋は広めのファミリータイプの部屋で普段使う事があるみたいで家具は一通り揃っている。



「それじゃ、ここにある物自由に使っていいからな。間違ってもその手錠壊したりするなよ?嘉山とか怪力で壊しそうだからな」

「どれだけ人並み外れてると思ってるんだよ…とにかく場所提供してくれて助かった」



笹木君と瑠菜ちゃんは帰って行った。



「夕飯何かピザでも頼むか」

「うんっ」

「…っつーか、まさかこんな事になるとはな。これかなり不便だぞ」

「本当…太郎君なんて右手だから…不便なことは協力し合おうね」

「そうだな…まぁ、花となら1日くらい余裕か」



私達は呑気に夕飯の時間まで置いてあった映画のDVDを見ながら過ごした。



そしてピザが届いた。
二人で出たから配達のお兄さんは不思議そうな顔をしていた。


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