スノストによる友情短編
第36章 あべさく短編
次、目を覚ました時は誰かの背中が目の前に、、
おんぶされているってことに気づくまで時間かかった。
佐久間「、、、」
心地よい揺れ、、
俺の好きなかおり、、
もしかして、、、
佐久間「、、あ、べちゃん、?」
阿部「、、ん、?起きた、?」
阿部ちゃんが、そっと俺の方に顔を向け、、少し微笑んだ。
阿部「、、飲み過ぎ」
佐久間「、、ちょっ、おろしてっ、!!」
阿部「ダメ。今下ろすとお前フラフラでまともに歩けない」
佐久間「やーだ!俺、お前のこと許してないもんっ!!離せっ!」
阿部「黙って、お前はおぶられてればいいの。」
抵抗しても、やっぱり俺より大きくて力のある阿部ちゃんには負ける。
無駄な抵抗をやめて黙った。
変わりゆく風景、、
明らかに俺の家の帰り道ではない、、
、、ん、?この道って、、
佐久間「、、この道、、、」
阿部「“俺ら”の家の道だけど?」
佐久間「なんで、、?」
阿部「なんでって、、帰る場所はそこしかねーだろ。」
佐久間「、、、」
阿部「とりあえず帰ったら水飲め。いうこと聞いて。わかった?」
佐久間「(コクッ、)」
素直に頷くと、阿部ちゃんは笑った。
阿部「ふふ^_^いい子いい子。」
少し立ち止まって、片手で俺を支えながら空いてる手で少し撫でてくれた。