スノストによる友情短編
第39章 別れ際
なんとか自分の席に着いて、授業の準備をする。
佐久間「、、、っと、、」
ボーッとする頭をフル回転させ、、立ててあったファイル手を伸ばそうとしたら誰かに止められた。
佐久間「、、っ、!?」
顔を上げると、そこには怒っている顔と困ったような顔が混ざった亮平がいた。
阿部「、、、佐久間先生。帰ってください。」
佐久間「いや、、大丈夫です。薬も飲んでますので、、」
阿部「無理しないでください。」
佐久間「無理してでも、僕には担当してる教室があるんです。阿部先生は教壇に立つことないからわからないと思いますけど、、責任を持って僕は立ってるんです。こんなことになってる場合じゃないんです!」
俺は掴まれた手を振り下ろし、、立ち上がった。
でも、その瞬間にめまいがして、、そのまま意識を失った。
次に目を覚ましたのが、、
佐久間「、、保健室、?」
重たい体を起こして周りを確認した。
でも、亮平の姿をどこにもいない。
佐久間「、、あ、じゅ、ぎょう、、」
今ちょうど授業が始まったところ、、
今から行っても間に合う、、行かなきゃ、、
だけど、自分が思ってるより体が動かない。
頭では行こうって思ってるけど体がついてこなかった。