スノストによる友情短編
第42章 おまもり。
阿部「僕、お兄ちゃんがいたみたいで、、お兄ちゃんがこれを僕に持たせてくれたみたいなんです。」
赤ちゃんだったから、顔もこれをくれたのも記憶ないんですけどねって笑う亮平。
佐久間「、、寂しくないの?」
阿部「そりゃ、寂しいですよ。お兄ちゃんにも会いたいし、お父さんにも、、あ、僕の家母子家庭でずっと、^_^」
母さん、再婚しなかったんだ、、
阿部「僕を女で一つで育ててくれたんですよ。だから、その分迷惑かけないように僕は勉強してるんです^_^」
佐久間「ふふ、^_^そっか。」
寂しい気持ちは一緒だった。それだけで嬉しかった。
いつか、話さないといけない時が来るんだな、、
亮平が帰った後、、俺は一枚の写真を眺めた。
その写真は、最後に家族写真を撮ったもの。
赤ちゃんだった亮平もにっこり笑って、どこから見ても幸せな家族って感じがする。
なのに、、今はバラバラ。
佐久間「、、亮平も寂しい思い、してたんだな、、」
家族なのに、、普通の家族じゃない。
亮平にすごく寂しい思いさせてたと思うとなんか悔しくて、、
気づいたら、俺は1人涙を流し、、ずっと心の中で謝っていた。
その時、、
ガラガラ、、
?「、、先生っ、忘れ物しちゃいましたっ、」
亮平が帰ってきた。