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スノストによる友情短編

第42章 おまもり。


しばらくして、、すべてのことを話した。

阿部「、、あの時、」

佐久間「ん、?」

阿部「入学式のとき、お兄ちゃんもお母さんと再会したんだよね。」

佐久間「うん、あれはマジでびっくりした。よくよく考えてみると、ここらへん母さんの地元だったよね笑」

阿部「、、お父さんは?」

佐久間「父さんは、毎日酒飲んで元気にしてるよ。笑笑」

阿部「ふふ、、よかった。」

お互い、再婚もせず片親だけで育ててくれた。

阿部「、、お母さんね、?なんで再婚しないのか聞いたとき、、」

佐久間「うん。」

阿部「“忘れられない人がいて、忘れられない忘れてはいけない大切な宝物があるから。”って言ってたの」

母さん、、

阿部「よくわからないなって思ってたけど今考えると、“忘れられない人”がお父さんで、“忘れられない忘れてはいけない大切な宝物”がお兄ちゃんだったのかな。」

母さんは、離れていても俺を大切な宝物って言ってくれてることに、、なんか嬉しかった。

阿部「、、俺たち元に戻れたらいいのにね、、」

佐久間「うん、、亮平はそうなりたい、?」

阿部「うん。お兄ちゃんと一緒に暮らせないのが1番嫌」

佐久間「ふふ、^_^そっか。」

亮平の気持ちは、本当なんだろうな。

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