スノストによる友情短編
第44章 しずく
1人で寂しくご飯を食べて、、洗い物も済ませ、、
誰もいないリビングで大きなため息をついた。
佐久間「、、俺って、今阿部ちゃんにとって、邪魔、なのかも、、」
なんか勝手にそう解釈してしまった俺は、、
阿部ちゃんに何も言わずに外へ飛び出していた。
あてもない俺は、街をぶらぶらしていた。
本屋に立ち寄って、新作の漫画ないか確認したり
アニメショップ行って物色していたり、、
有り余った時間を潰していた。
佐久間「、、はぁ、、」
結局、何もすることなくなった俺は、、ジュースを買って公園でずっと過ごした。
佐久間「、、、さみしいな、、」
ボーッとしてると辺りは暗くなり、、時間を確認すると、、
佐久間「、、ん、?メールだ、、」
来ていたことも知らなくて、確認すると
メールの相手は、阿部ちゃんだった。
『佐久間?どこにいるの?』
『何も言わずに出て行かないでよ。』
『連絡して』
そういう内容だった。
しかも、30分おきに連絡きてる。
最後にきてから1時間も経っていた。
返信しようか迷っていると、、雨が降り始めた。
もうどうでもいいやっ、、
強く降り続ける雨に打たれ、、俺は全身びしょ濡れになってく。
その時着信音が鳴り響き、、慌てて相手の名前見ると阿部ちゃんだった。
出るか一瞬迷ったけど、、手が勝手に動いた。