スノストによる友情短編
第44章 しずく
佐久間「、、はい。」
阿部『佐久間、?今どこにいるのっ?』
佐久間「、、別にどこでもいいでしょ、、阿部ちゃんには関係ない」
俺を1人にしたんじゃん、そっちが。
俺を探してくれてるだけでも嬉しいことなのに、、素直になれなかった。
阿部『関係なくないよっ!お前は、俺にとって、』
佐久間「俺にとってってなに、?もう俺なんて必要ないんでしょ。邪魔なんでしょ?」
それを言っただけなのに涙も流れ始めた。
佐久間「別れたいなら別れてやるよ、、」
邪魔なら別れるしかない。そう思った。
?「、、邪魔じゃないよ!!佐久間っ!!」
今も電話で話してるのに、後ろから聞こえる声。
振り向こうとすると、後ろから抱きしめられた。
佐久間「、、あ、べちゃん、?」
阿部「もぉ、ほんっとに、どこ行ってたの、?心配したんだよ、?」
佐久間「、、だって、、俺のこと1人にしたの、、そっちじゃん。」
息を切らしてる様子と俺と同じくびしょ濡れになってる姿を見て、焦って探しにきてくれたのかなって、、
阿部「、、、別れるなんて言わないで、泣」
佐久間「、、だって、、俺のことなんか、、」
阿部「ここ最近、本当にごめんね?佐久間ならわかってくれるかなって甘えてた。」
必死に俺を止めようとしてる。
だって、抱きしめた力が強くなったもん。