
スノストによる友情短編
第52章 想い人
撮影も順調に進み、、
取材は4人でやるということだから、楽屋に戻ろうとした時、、
阿部「、、佐久間っ!危ないっ!!」
、、え、?
阿部ちゃんは、声を荒げて俺を呼んだ。
何かが外れる音、、上を見上げると、撮影で使ったセットが崩れてきた。
足が固まって動けない俺。
気づいたら、鈍い音と焦ってこっちにくるスタッフの声が聞こえた。
佐久間「、、え、、」
「佐久間さん、大丈夫ですか、?」
佐久間「、、あ、べちゃ、、」
俺の目の前には、頭から血を流して倒れてる阿部ちゃんの姿。
俺を助けて自分が犠牲になってた。
佐久間「、、阿部ちゃ、!阿部ちゃん!!阿部ちゃんっ!」
名前呼んでもびくともしない。
「佐久間さん、危ないので離れてくださいっ!」
佐久間「やぁだ!!阿部ちゃんっのそばにいるっ!!」
「佐久間さんっ、」
しばらくすると、翔太とこーじも呼ばれ、、
渡辺「、、阿部ちゃん、?、、おいっ、阿部っ!!」
向井「何が起こったんや、、」
2人も理解できない状況。
俺は自分を見失い、声を荒げて名前を呼び続けた。
向井「、、さっくん、大丈夫やから、、阿部ちゃんは大丈夫、、」
こーじも不安なはずなのに、、取り乱している俺を優しく抱きしめて落ち着かせてくれた。
