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スノストによる友情短編

第52章 想い人


阿部ちゃんはずっと目を覚さなかった。

、、シャッ、

佐久間「、、阿部ちゃん、今日もいい天気だよ。このまま晴れるのかな、?気象予報士なんだから、そこ調べてよ笑笑」

巻かれていた包帯は取れ、、怪我の調子も良かった。でも、、頭を強く打ったせいで目を覚さない。

佐久間「、、阿部ちゃん、、」

俺は、精神的に体調がすぐれないため、しばらくはお休みをもらってる。

佐久間「、、はぁ、、何でなんだよ、、この気持ちまだ伝えられてないのに、、」

悔しくて涙が止まらない。

?「、、ん、、き、づいてる、よ、、」

、、え、?

佐久間「、、阿部ちゃ、?」

阿部「、、んふふ、、さ、くま、、」

阿部ちゃんは、目を覚まし俺の名前を呼んだ。

阿部「、、お、まえのきもち、、と、っくにき、づいて、るよ、、」

佐久間「、、え、?」

阿部「、、おれ、の、、すき、も、ほんと、のすき、だよ、、」

普段から当たり前のように言い合っていた“好き”は、、本当の“好き”だった。

佐久間「、、グスッ泣」

それが嬉しくてさらに涙が流れ始めた。

佐久間「、、ばかっ、、好きだっ、大好きっ、!!」

想いを伝えると、、阿部ちゃんは、、

阿部「、、ふふ、、さ、くま、、」

手招きされ、、近づくと、、阿部ちゃんは呼吸のマスクを外し、身体を俺に近づかせ、、そのままキスをされた。

佐久間「、、っ、、」

阿部「、、や、っとできた、、」

そう言って笑う君が、今までで1番幸せをくれた。

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