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スノストによる友情短編

第56章 春


大ちゃんは、今も入退院の繰り返し。
でも、ちゃんと俺に報告してくれる。

気づけば高校3年生になって、、

阿部「、大ちゃん、大学どーするの?」

佐久間「ん〜、たぶん行かないかなぁ、、今も入院してるし、、」

阿部「そっか、、」

佐久間「俺の夢は、亮ちゃんが医者になってくれて俺を直してくれること。」

阿部「、、ふふ、俺の夢は大ちゃんの夢って感じ?」

佐久間「うん^_^」

大ちゃんの病状は、良くも悪くもない。
でも、生きる力はある。

俺は、大ちゃんの病気を治すために医者になるという夢を絶対叶えようと思った。

大ちゃんは、高3になってから一度も学校来れてない。単位は先生が病院に来て、受けられる範囲で分けてテストを受けさせてもらってる。

大ちゃんの場合は、特例なんだってさ。


俺も、医学部を受けるために、勉強の日々。
たまに顔を出して、近況報告してるうちに、、

阿部「、、え、、海外、?」

佐久間「うん、、俺の病気、、アメリカの病院で治せるかもって、、」

阿部「そっか、、もちろん、行くよね?」

佐久間「、、うん、、でも、、亮ちゃん、、」

たぶん、大ちゃんは俺が医者になって病気を治すという夢を叶えることが出来ないと思ってるみたい。

阿部「、、ふふ^_^大ちゃんの体が第一!俺は、治って元気な大ちゃんが見たいなぁ?笑」

俺は、笑顔を作り、大ちゃんの頭を撫でた。

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