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スノストによる友情短編

第66章 束縛


阿部side

佐久間は、日付変わっても帰ってこなかった。

阿部「、、、」

でも。少ししたら、、玄関のドアが静かに開き、、
佐久間がそーっと帰ってきた。

俺が寝てるって勘違いしてんじゃねーぞ、、

阿部「、、寝てないけど?」

俺は電気をつけて壁にもたれかかる。
笑ったけど、目が笑ってないのか佐久間はビクビクしてる。

佐久間と向き合って話をしてたけど、、言いたくない言葉も自分からたくさん出て、最終的には傷つけてしまった。

阿部「、、くそっ、、こんなはずじゃ、、」

俺がここまで乱れるのは、、両親の影響だった。
両親は、仕事が忙しく、俺や弟さんの誕生日や学校のイベント、全てのものを一度も来てもらったことない。いつも約束はしてくれるけど、当日になってドタキャンされることばかり。

だから俺は少しでも自分に向いて欲しいという思いからこの世界にも入って、、、両親に見てもらいたかったけど、、そう上手くはいかない。

「、、亮平、この事務所辞めてもらえないかな、」

阿部「え、?」

「お金、大変なのよ。家族養うのに精一杯。」

両親の仕事が傾きはじめていた。
でも、、

事務所の人や今のSnowManのメンバーが俺の家に来て説得してくれた。

阿部「、、これ、少しでも足しにしてください、」

稼いだお金は半分は家に渡すようになって、、
そこで初めて両親が俺を見てくれたような気がした。

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