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愛は、楽しく

第1章 愛は、楽しく

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 「もう休めたなら
  また舐めてあげようか」
 「うん」
 またあの、嵐のような気持ちよさが、わたしを、襲ってきました。
 あたし、気持ちよくて気持ちよくて、すぐ泣いてしまいました。
 「勉さん
  勉さん」
 と、大声で叫んでしまいました。
 だって、ものすごく気持ちよかったんだもの。
 こんなに気持ちいいのは、勉さんが舐めてくれているからだと、伝えたかったのですが、そんな長い言葉は、とうてい言えませんので、
 「勉さん
  勉さん」
 と、叫んだのです。
 勉さんが手を握ってくれていたので、ギュッと握り返していました。
 体全体には、力がはいりませんが、手だけは握れたみたいです。
 勉さんが、舐めるのをやめて、あがってきました。
 「菜緒ちゃん
  さっきより
  ずっと
  気持ちよかったみたいだね」
 「うん
  すごく
  気持ちよかったよ」
 「よかったね    
  菜緒ちゃん
  こんども
  エクスタシーに
  達したんだね」
 「うん
  もう
  なにがなんだか
  わからなくなるくらい
  気持ちよかったの
  エクスタシーに達した
  からなんだね」

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