僕らのStoryline
第5章 もっと もっと
「………」
言ってしまった。
しかも、照もだんまりだし…
こんなことを言ってしまい、後悔しかなくて。
照の上からどこうとしたら、さらにギュウっと抱きしめられた。
「善すぎて?俺を避けたの?」
「避けてないって…なんか、恥ずかしくて…」
「なんだ…良かった…」
「色々とごめん…でも、その…」
そのあとの言葉は照に食べられてしまった。
「あっ…んぅ…」
「俺を見て、噛むなよ…血でちゃうよ」
だって、こんなソファーの上で、とか…
「あ、明るくてっ…あ、あ、ん」
「よく見える…」
そう呟きながら俺のシャツの中に手をいれてまくった。
胸の尖りを舐められて濡れたせいで少しヒンヤリする。
「全部、見せて、ふっかの」
優しくて、甘い声が俺に振りかかる。
俺をなぞる唇も指先も、手のひらも全部が暖かくて、
熱い。
「挿れるよっ」
ガチガチになってる照のが俺を突き挿す。
痛みなんて分かんなくて、ひたすら気持ちいい。
抑えるな、と言われて、そんなの無理、と思ってたのに。
気持ちが善すぎて喘いでばかり。
だけど、目を合わすと照は嬉しそうに俺を見てるから
それでいいんだと思った。
「ダメだ、絞めすぎ…くっ…」
肌がぶつかり合う音と、俺の喘ぎ声が止んで。
肩を大きく上下する照を見つめた。
「もうちょっと我慢したかったのに…」
ソファーで始めちゃったからゴムなんてなくて。
照は出す寸前に俺から出て、俺の腹の上に欲を吐き出した。
まだ、俺の後ろはハクハクと動いてる。
俺は自分の穴に指を持っていく。
「…照…足りない…」
「ふっか…」
「ここ、寂しい…」
「お前っ!!!」
ガバっと俺を抱っこした照は大股で歩いて寝室のドアをあけて俺をベットの上に放り投げた。
「今日は眠れると思うなよ」
俺の中を抉る照の熱い塊。
俺はやっぱり、怖いよ。
だって、これからもっと、もっと善くなってく。
照から離れられなくなる。
「ずっと、一緒だ」
照は俺を抱きしめながら、何回目か分からない欲を俺の中に放った。