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僕らのStoryline

第6章 鳴り響く恋の音


気がつくと、めめのことばかり考えるようになっていた。

最初は加入組だし、レギュラーも同じだし、なんて思っていたけど。

それだけじゃなかった。

めめを見ると胸が苦しくなった。

だけど、めめの顔が見たくて。

俺の話を聞いて笑って欲しくて。

会いたくて、会いたくて。

俺、女の子みたいやない?

だけどな、めめの隣にいるとそうなってまうのよ。


朝、いつものように二時間前に起きる。

コーヒーをセットして音楽をかけた。

めっちゃ洒落てるんよ。俺の朝は。

昨日、寝る前にめめとメールしたから、めめが夢にでてきた。

俺と一緒にどこかへ出掛ける夢だった。

二人で一つのクレープを食べてた。

互いに似合う服を選んで買ってた。

手を繋いで歩いてた。

そんな世界があったらいいのに。

「夢でもかっこよかったな…」

コーヒーが出来上がってカップに注ぐ。

ラウールにあげる分作るの忘れたな。

座ってコーヒーを飲んだ。

スマホが音をたてた。

開くとグループメールでさっくんからだ。

“トースト失敗(泣)”

焦げたトーストの写真が貼付されてた。

グループメールに俺は読めば必ず返事をするタイプ。

だけど、めめは返事したり、しなかったり。

俺が送ったやつにはあまり返事してくれん気が…

“真っ黒やん!!”

「俺もなんか食べよ」

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