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僕らのStoryline

第10章 兄貴の恋


授業が終わり、部活がはじまる。

俺はサッカー部に入ってる。

次の大会こそ、レギュラー取れそうだからマジで頑張らないと。

軽くストレッチからはじまり、基本のパス練習をして
グランドが使える日はミニゲームをしたりする。

今週は他の部活がグランドを使うので俺たちは外周をすることになった。

汗をかきながら無心で前へ進む。

余計なことを考えるとペースが乱れて疲れる。

が、ふと裏庭に見知った顔がいた。

兄さん?

急にペースが落ちた俺に部員が、大丈夫か?と声をかけながら抜いていく。

俺は片手をあげて
「ちょっとトイレ」と言って裏庭に足を進めた。

裏庭もキレイに整備されてはいるが大きな木が校舎に向かって伸びてて日陰が出来やすい。

やっぱり、兄さんだ、

「兄さっ…?!?!」

兄さんが誰かの腕をひいて腕のなかに引き寄せて抱き締めた。

誰だ…あいつ…

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