僕らのStoryline
第10章 兄貴の恋
俺の目の前に、小さくなった兄貴といつも小さい佐久間大介が並んで座っている。
「ズボンはいたんですね」
「あ、はい…」
嫌味の一つくらい言ったってバチは当たらないと思う。
「何してたの?」
「何って…」
兄貴は話しづらいみたいで言葉がつまる。
「蓮くん、俺、君のお兄さんとお付き合いしてるんだ」
俺を真っ直ぐ見てそう言った。
「…さくま…」
兄貴はビックリして佐久間大介を見つめている。
「入学した時から背が高くて運動も出来てみんなに優しくてカッコいいなぁ、なんて思ってて。憧れ、みたいな感じだと自分でも最初思ってたんだけど、違うなぁ、って気がついて…告白したんだ」
「さくま、ありがとう」
兄貴は佐久間大介の頭を撫でた。
兄貴を見上げ微笑む佐久間大介。
「…蓮、最近帰りが遅くなったり、休日も頻繁に出かけたりしてたのはそういうことなんだ」
「そういうことって?俺は兄貴からきちんと聞きたい」
兄貴は息をフゥーと吐いた。
「蓮、俺、さくまと付き合ってるんだ。確かに告白してくれたのはさくまだけど、俺もさくまのことずっと気になってたんだ。これからもさくまを大事にしていきたいと思ってる」
佐久間大介は兄貴を見つめていて、涙を流した。
「男同士だし、色々これから乗り越えなきゃならないことあると思う。だけど、お前が、蓮が味方になってくれたら俺たちすごく心強い」
「ズボンはいたんですね」
「あ、はい…」
嫌味の一つくらい言ったってバチは当たらないと思う。
「何してたの?」
「何って…」
兄貴は話しづらいみたいで言葉がつまる。
「蓮くん、俺、君のお兄さんとお付き合いしてるんだ」
俺を真っ直ぐ見てそう言った。
「…さくま…」
兄貴はビックリして佐久間大介を見つめている。
「入学した時から背が高くて運動も出来てみんなに優しくてカッコいいなぁ、なんて思ってて。憧れ、みたいな感じだと自分でも最初思ってたんだけど、違うなぁ、って気がついて…告白したんだ」
「さくま、ありがとう」
兄貴は佐久間大介の頭を撫でた。
兄貴を見上げ微笑む佐久間大介。
「…蓮、最近帰りが遅くなったり、休日も頻繁に出かけたりしてたのはそういうことなんだ」
「そういうことって?俺は兄貴からきちんと聞きたい」
兄貴は息をフゥーと吐いた。
「蓮、俺、さくまと付き合ってるんだ。確かに告白してくれたのはさくまだけど、俺もさくまのことずっと気になってたんだ。これからもさくまを大事にしていきたいと思ってる」
佐久間大介は兄貴を見つめていて、涙を流した。
「男同士だし、色々これから乗り越えなきゃならないことあると思う。だけど、お前が、蓮が味方になってくれたら俺たちすごく心強い」