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だから愛して 「改訂版」

第1章 だから愛して 「改訂版」

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 恥ずかしいので、わたしは裸の写真をあまり見ませんが、最初に撮った写真と今月の写真ではわたしの風情が違うと言います。
 智さんは、
 「さやかちゃんの
  裸の写真は
  私の宝物
  私のいちばんの
  宝物だ」 
 と、言ってくれるのです。
 絶対にほかの人には見せないし、もし重い病気になったら必ず消去すると言っています。
 だから、安心して撮ってもらっています。
 わたし、すこし恥ずかしくなってきましたので、
 「布団に
  横になっても
  いい?」
 と言いますと、智さんも裸になりまして、わたしをお姫さま抱っこをして布団に降ろしてくれました。
 お姫さま抱っこをしてもらうと儀式みたいで、嬉しいです。
 わたしは、智さんの優しさとともに、智さんの男性としての力強さや逞しさと頼もしさを感じています。
 それは、わたしをお姫さま抱っこして、布団に降ろしてくれるときにはっきり感じます。
 二人とも布団のすぐ近くにいるのですから、わざわざお姫さま抱っこする必要はないはずです。
 でも、智さんは、わたしをこれから愛していくのだから、わたしをお姫さまのように思いたいという意味があるのでしょう。
 お姫さま抱っこして布団に降ろすというのは、そうとう力がなければできないと思います。
 ただ抱っこしているだけならそうでもないでしょうが、お姫さま抱っこしているわたしを、ゆっくり降ろしてくれるのですから。
 そんなときに、智さんの優しさと、男性としての逞しさを感じるのです。
 智さんも、わたしの隣で横になりました。
 薄い毛布をかけまして、優しく抱いてくれました。
 そのまま抱きあって、話をします。
 わたしは、裸で抱きあっている気持ちよさを感じながら、智さんに優しく抱いてもらっている嬉しさを感じるこの時間が大好きです。
 わたしは、智さんとするセックスが好きですし、智さんにセックスをしてもらいたいので、朝から智さんの家に来ています。
 智さんは、なんどもセックスをしてくれます。
 智さんは、ほんとにわたしを好きなので、セックスもしてくれますが、わたしの裸を見てくれたり、こうやって裸で抱きあって話す時間を大切にしてくれます。
 わたしは、それが嬉しくて、智さんが大好きなのです。
 裸で抱きあって話をしているうちに、一時間近くたっていたこともあります。

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