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だから愛して 「改訂版」

第1章 だから愛して 「改訂版」

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 智さんは、ほんとに長く長く愛してくれました。
 あとで時計を見ましたら、布団に横になってから二時間近く経っていました。
 智さんが、優しく優しく愛してくれましたから、そんなに時間が経っていると思いませんでした。
 智さんはあれで、わたしのあそこの中を撫でてくれながら、優しく話しかけてくれました。
 足を広げるのがしんどかったら、私の足にかけてごらんとか。
 さやかちゃんのあそこに、愛の露が溢れてきているから撫でるのがスムーズになったよとか。
 さやかちゃんのからだも、顔のやわらかい感じと同じようにやわらかいねとか。
私のあれが、進むときと戻るときのどっちが気持ちいいのとか、いろいろ話しかけてくれるのです。
 智さんから、優しく話しかけてもらうと、いまわたし、智さんに愛してもらっているんだわというのが実感されて、ほんとに気持ちよくなるんです。
 智さんは、わたしのあそこの中を優しく撫でてくれながら、なんどもわたしの汗を拭いてくれました。
 なんども、口移しで水を飲ませてくれました。
 わたし、智さんの優しさが嬉しくて、気持ちいい気持ちいいと感じ続けていましたので、そんなに時間が経っているとは思わなかったんです。
 智さんは、ほんとに長く長く愛してくれていましたが、
 「さやかちゃん
  私も
  イキたくなった」
 「嬉しい
  智さん
  イッてください」
 智さんが、わたしを、ギュッと抱きしめてきました。
 智さんのからだが、ブルブルッと震えて、
 「さやかちゃん」
 と、おおきな声でわたしの名前を呼びました。
 智さんが、精を出してくれているみたい。
 わたしもそのあいだ、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなり、力いっぱい智さんにしがみつきました。
 そして、エクスタシーに達し続けていました。
 「智さん好き
  智さん好き」
 と叫び続けてもいました。

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