不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―
第20章 混じり合う体液
瀬川くんは両方の胸をつかみ中央に寄せると、やっと先端を熱い口内に含む。
チュプッ…チュッ…といじわるに吸い上げ、舌の腹でぬるぬると優しくこすったり、また吸い上げたりする。
「いっん…やぁ…はぁっ…あぁっ…っ!!!」
奥歯がしびれる。これ以上したら…。
その思いとは裏腹に、瀬川くんは濡れた舌で執拗にそれを弄んで、卑猥な音が部屋に響く。
もう…ダメ…っ……
下半身がビクンと痙攣したあと、ガクガクと小刻みに震える。
「ハァッ…ハッ…ハァ…」ゆるんだ口元のまま目を閉じて息を切らす私の耳元で、
「っめちゃくちゃにしたい…」と
彼は余裕がなさそうにささやく。