不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―
第20章 混じり合う体液
瀬川くんは息を切らす私にキスをしながら、スカートと下着をするりと脱がせる。
そっと目を開けると、少しの間見つめ合う。
「…俺もうここでやめるとか出来ないけど。…いい?」
私が頷くとまた深いキスをして、彼も裸になる。午前中の明るい日差しが、私により一層の背徳感を与えた。
とろとろになった私に熱いものが当てがわれ、それだけでピクリとしてしまう。
「んっ……」
旦那以外の誰かと交わろうとしているこの瞬間、今までにない感覚が私を埋め尽くしていく。
「力抜いて…」
瀬川くんはそう言うと、愛液を広げるように親指で花びらを撫で捏ねる。
「…あぁっ…瀬川くん…、そこ…だめって…ぁ、んっ…」
またお腹の奥が男を欲しがり、鳴いている。
「もうっ…だめ、瀬川く…ん……はぁ、…ぁ、ぁあっ……………もう…お願い…っ…」
「ん?なに?…どうしたいの?」
瀬川くんは意地悪に言いながら、硬くなった彼自身をヌチュヌチュとこすりつける。
「だって、もう……あぁん、っ…んやぁっ…」
「…言ってくれなきゃ分かんない」
なおも入り口で執拗に弄ばれ、狂ってしまいそう…
「欲しっ…い…瀬川くんの、欲しいっ…ん…んんっ」
瀬川くんは熱い息をひとつ吐くと、その熱くて太い肉棒をゆっくりと私に押し付ける。
待ちわびていたそこは瀬川くんをすんなり受け入れ、ぬぷりと先端がつながる。
「あっ…!!あ、ん……うぅ…っ…!!!」
大きくて、息が苦しい。
「…っ…きつ……力、抜いて…はぁ……っ」
「ちがっ……瀬川くんがっ…お…っきぃから…あぁっん…!!」
濡れた壁をぐりりと押し広げながら、長いこと男と交わることがなかった私の深部に彼の硬いモノが押し寄せてくる。奥まで入ると、心地よい痛みが襲う。
「くっ………やばい…」
声にならない声で瀬川くんがつぶやくと、ゆっくりとピストンされる。
見つめ合い、キスをして、カーテンから漏れる日差しに照らされ2人の身体が揺れる。