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不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―

第20章 混じり合う体液



「…痛い?」



「ううん、…大丈夫…気持ちぃっ…んっ…ぁ…んっ…」




たくましく引き締まった瀬川くんの動きはだんだんと早くなり、ふつふつと快感が湧き上がってくる。




「瀬川くん…っ私…またイッ……ちゃうよぉ………あぁあ…!んぅ、あ、あ、だめっ…」




「俺ももう…はぁっ……はぁ…っ!………イ…くっ…」


「あぁあ…っっんんん…!!」




激しいピストンのあと、勢いよく引き出された瀬川くんの先から火傷しそうなほどの熱い液が飛ぶ。




とろりと滴る瀬川くんの体液が私に溶けてゆく。





瀬川くんは崩れ落ちるように私にのしかかり、キスをすると隣で横になった。




「はぁっ……はぁ……俺…マジでダサい(笑)……っはぁっ…」



「えっ?なんで…?!」



「いや、早すぎだろ…中坊かよ」




私もふふ、と笑った。

目を閉じて笑う瀬川くんの腕にしがみつき、息を整える。



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ドラム式の洗濯機の中で、私の汚れた下着と瀬川くんの洋服が一緒にクルクルと回っている。



「シャワーありがとう。パンツ…どうしよう…」


「乾くまでこれ着てな。…映画でも見る?下着なきゃどこも行けんしな(笑)」



私は躊躇しながらも、裸でいるわけにはいかず下着を履かないまま瀬川くんの洋服を着る。



大きなスエットズボンとパーカーは瀬川くんの匂いがした。




ソファで寄り添ってアクション映画を観ながら、たまにキスをする。手をつないだり、またキスをして、一緒にコーラを飲む。時間が止まればいいのにと、これほどまでに想った事があっただろうか。



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お昼過ぎ、洗濯乾燥が終わった。



「俺は土日だから明日も休みだけど。…お前、どうする?」



「えっと…」


帰りたくない。そう正直に言えたらどれだけ楽だろう。



「パソコンは持ってきたから…仕事は問題なくて…」



「…家は大丈夫なの?」



「……うん」



瀬川くんは私の髪を撫でる。

「じゃあさ…オムライス作って」




私は嬉しくなってすぐに着替えを始めた。




瀬川くんのパーカーを羽織って出掛け、移動中も手をつないだ。地元から遠く離れ、私たちはまるで付き合いたてのカップルのように夢のような時間を…今を、楽しんでいた。


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