不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―
第22章 ビターチョコレート
グチュグチュと卑猥な音が漏れると私の膣は勝手に締まり、瀬川くんの肉棒を離さない。
「んっうっ…やばいって…力ぬいて……そんなしたら……はぁっ………はぁっ…」
「んんっあぁん…できな…いっ……あぁぁああ、あ、あぁ、気持ちぃ…いっ……はぁっ…ん」
心臓まで突き抜けるような激しいピストンと、余裕がない瀬川くんの姿に私は全身の血液を震わせる。
こんなに官能的で美しい彼の姿は、きっと私しか知らない…きっと…
「瀬川くん…っ……あっ…んぅぅ…ぁああっ…あ、あ、もう……イ…ッ」
少し汗ばんだ瀬川くんの大きな肩に腕を回し、私は絶頂を迎えようとしている。
「俺も…イッていい?…はぁっ……はぁ、んんっ…」
「んっぅっ…あぁ、んっ……出してっ…たくさ…ん…あっっ…ふぁ…っイっちゃう…ぅうっっ」
苦しいほどの激しいピストンで昇りつめると、瀬川くんもこれ以上ないほどそそり立ち興奮している肉棒を引き抜く。
「はぁっ…っイク……っ」
ドビュッ…ビュッ…ビュッ……その先からは何度も彼の熱い汁が飛び、いやらしく垂れていく。
「すごく熱い…瀬川くんの…」
「言うな(笑)」
「しかも今日2回目なのに沢山出てる」
「やめろって(笑)」
私たちはじゃれ合いながらまたキスをして、裸のまま乾いた喉をワインで潤した。
こんなにいやらしく、こんなにいけない事をしているとは誰も知らない。
地元の男たちも、バラ組のみんなも…。
でも今は考えたくない。何も……
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翌日は少し朝寝坊をして、お昼に合わせて出発した。
海が見えてくると私のお腹がグゥと鳴り、2人で笑い合う。
「ここ、海鮮丼とか刺身定食が旨いんだよ。そこの港で捕れた新鮮な魚」
「えぇ~!たまんないね!私、マグロもアジも大好き。あと、カツオも…あと…」
「ははは(笑)なんでも好きなもん全部食いなよ」
店内に入ると、日曜の昼時という事もあり結構な賑わいだ。
小さめのテーブル席に向かい合って座ると、私たちはそれぞれ違うものを注文し、分け合って食べた。本当に美味しくて、私ははしゃいでいた。