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不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―

第39章 互いの痕



「ここ好きじゃないの?」

いやらしい口の入り口を、彼の指がぬるぬると上下に往復する。



「あっ…好き…っイイ…っんはぁ」


ヒクヒクと脈打ち絶頂を待ちわびる私の秘部からは、とろとろと愛液がとめどなく溢れる。



「もっと気持ちよくなりたい?」

「だめ、っ…もう…」



「だめなの?」

言いながら瀬川くんの指が入ってくる。



「あぁあっ…んん、やぁ…」


焦らすようにそっと、そっと中で指を動かされる。



「じゃあやめる?」

瀬川くんが意地悪に言うその声は、興奮を帯びて息が荒い。



「い…いやぁ…やめないで…んん」


激しいキスをしながら指の動きは早くなり、私の膣はすぐにでも果てそうにきゅうっと締まる。




「でもまだイッちゃ駄目」


彼の指の動きが止まり、私の秘部は刺激を欲しがりさらに愛液を垂らす。




「やぁ…いじわる…っ」


「好きな子には意地悪したくなるんだよ」


優しく言うと、蜜壺に指を入れたまま今度は親指でクリトリスをぬるぬると愛撫される。



骨まで溶けてしまいそうな激しい快感に襲われ、両足がこわばる。

「はぁあっ…んぁっん」



絶妙なテンポでくりくりと円を描かれると、頭が真っ白になり自ら絶頂を迎えに行ってしまう。




「あっ…あっ…ん、だめ瀬川くん…おかしくなっちゃうぅっ」



彼は私の手を肉棒に導きながら、「俺も」と吐息混じりに言った。



張り詰めたそれは熱く、指先の感覚だけでも分かるほどいくつも血管が浮き出ている。



焦らされ続けた私は獣になったような気持ちで、瀬川くんの肉棒が欲しくてたまらない。


硬くなったものを愛撫すると、先端からぬるっとした彼の体液が溢れてくる。


「…んっ……」

時折ビクンと跳ね、彼の吐息が漏れる。



愛撫を続ける瀬川くんの手の動きは少しずつ激しくなり、クチュクチュと卑猥な音が聞こえる。



「あっ、ん…っはぁん、んんんっもう…っ」


私が果てそうになった瞬間、彼は指を引き抜く。


入れ替わりに大きくて硬い肉棒をずぷりと差し込まれ、一気に奥まで入ってきた。



「ああぁっ…ん!!」


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