
くるみの初恋、高校教師。
第20章 クリスマス
先生の作ってくれたご飯はどれも最高においしかった。
お腹いっぱい食べ終わると、
「くるみ、ケーキ食べれそうか?もうちょっとあとにするか?」
「ちょっとだけ休憩してからでもいい?
それと、わたし先生に渡したいものがあるの。」
「え?俺に?」
くるみは用意してたプレゼントを取り出した。
「はい。先生にクリスマスプレゼント。」
一ノ瀬はくるみが自分にプレゼントを用意していたなんて思ってもみなかった。
「ありがとうくるみ。いつの間にこんな…
あけていい?」
「いいよ。」
一ノ瀬は袋を開けると、入っていたのはペンケースだった。
「わぁ、これペンケース?」
「うん。先生いつも授業の時、古びたペンケース使ってるから…新しいのにどうかなって…」
「おいおい、古びたって言うなよ〜。でも、確かにあれもうボロボロだったんだ。ありがとうくるみ。すごくうれしい。」
先生はくるみを抱きしめキスをした。
