りさと3人のDoctors
第5章 入院
翌朝、蒼はりさを連れて病院に来た。
「おはよう。夜頼んであった部屋の準備できてるかな?」
蒼は看護師に声をかける。
「おはようございます、先生。いつでも入っていただけますよ。」
「ありがとう。りさ、おいで。」
りさは蒼の後をついて、VIP患者などが泊まる特別室に入った。
「着替えここに置いてあるから、着替えてちょっとゆっくりしてて。」
「今日も検査するの…?」
「ううん。昨日したから今日はしないよ。ただ、いつ具合悪くなるかわからないから、少し病院で様子見とこう。」
「入院したくなぃ…」
「りさ?家よりも先生たちが近くにいるし、今ひどくなって長引くといけないから。りさも苦しいの嫌でしょ?」
「うん…」
「うん。じゃあゆっくり休もう。外来が終わったらまた来るし、豪と蓮も来てくれると思うからね。」
「はい…」