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りさと3人のDoctors

第44章 学校の事件



「蓮、ダメなの。発作が出ちゃってるのよ。」


「わかった。」



蓮はりさを抱き抱えて、自分の体にもたれかけさせると、いつものように声をかけた。



「りさ、焦らなくて大丈夫だよ〜。すぐ呼吸楽になるからね。」



蓮は吸入薬を服用させ、りさの背中をさすった。



「すぅ〜………っ、はぁはぁ…ケホッ…」


「そうそう。大丈夫、大丈夫。焦らずゆっくり息してごらん。」



ポロポロ泣き続けるものの、蓮と楓のおかげでよくやく呼吸が整ってきた。


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