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それから1週間、傷の炎症が治ったのでりさは家に戻った。

ただ、傷が完全に治ったわけではないので、しばらくの間は治療ができない。


また、りさの心の傷は深く、学校には行けなくなってしまった。

そんなりさのために、楓はイギリスへの帰国をずらして、2週間ほどりさと一緒に過ごし心のケアをした。

そのおかげで、りさはなんとか学校に通えるようになったものの、心の傷が完全に癒えるにはまだ時間が必要だった。


夜ひとりで眠れなくなったり、思い出して泣き出すこともまだまだある。そんな日々が続いた。