りさと3人のDoctors
第6章 楓さんと姉ちゃん
楓が帰ってきたということで、蒼と蓮も家に帰って来て、今夜はみんなで夕食を囲んだ。
夕食後、先にお風呂に入ったりさは、楓に髪を乾かしてもらってリビングにきた。
「りさ、こっちおいで。」
蒼はりさを自分の隣に座らせ、膝にブランケットを掛ける。
「寒くない?身体冷やさないようにな。」
「うん。大丈夫、ありがとう。」
「ふふっ。蒼とりさちゃんはなんだかお似合いね。」
「おい、姉ちゃんなに言ってんだよ!もうボケてきたのかよ!」
「そうだよ〜、蒼兄より俺のほうがお似合いだと思うんだけど?」
「蓮、お前もなに言ってんだっ。」
「なんでかな?蒼とりさちゃんが一緒だと、なんだかこうしっくりくるのよね〜。ちなみに、蓮とりさちゃんだともう完全に兄妹よ。」
「か、楓さんっ…」
りさは蒼とお似合いだと言われたことに顔を真っ赤にする。
「姉ちゃん!ほら、りさも困ってるだろ。もう、この話はおしまい。りさ、りさはそろそろ寝なさい。」
「え?わたしまだみんなといたい!まだ眠くない!」
「だーめ。もう遅いから、ほら。」
「はーい…。おやすみなさい。」