りさと3人のDoctors
第7章 りさの異変
病院に着くと、蒼はりさを特別室へ連れて行き、ベッドで横にならせると、
「りさごめんな。ちょっとここで待っててな。」
と言って、蒼はどこかへ電話をかける。
「あ、ごめん。今日って時間ある?遅くなってもいいんだけど…、うん、そう。りさのことで…」
電話の相手は蓮だった。
「わかった。それじゃあ20時に連れて行く。あとでな。」
「先生…?」
「りさ、20時になったら蓮が検査してくれるって。とりあえず着替えようか。」
「検査…?なにするの?先生じゃないの?」
りさはどんな検査をされるのか、どうして蒼が検査しないのか。
不安で涙目になっていた。
「りさ、聞いて。お腹痛いの昨日から続いてるし、前にもあったって言ってたでしょ?だから、念のためにね、今日は蓮に診てもらおう。」
「やだ…怖いよ…。」
「大丈夫。先生も一緒にいるから。」