りさと3人のDoctors
第57章 感じる治療
そして次の治療の日。
「りさ、いい?変な感じがしても、心配せずそのままリラックスして感じてれば大丈夫だからね。」
「は、はい…。」
蒼は真剣な顔で感じててと言うけれど、りさにはそれが余計に恥ずかしくて緊張する。
そんなりさとは対照的に、蒼は全く気にしない様子で治療を始めた。
「痛い時はすぐ教えてね。そしたら入れるよ〜、息吐いて〜…」
「ふぅ〜、んんっ……んっ…」
りさの中に蒼の指がゆっくりと入っていく。
「うん、いいよ、そのままね。奥まで入れるよ…。」
「んんっ……んぁっ…っ。」
指が奥まで入ると、りさは小さく声を漏らした。
「りさ大丈夫?今変な感じする?」
「ちょっとだけ…。でも大丈夫。」
「うん。そしたら、ゆっくり動かしてみるね。つらくなったら止めてあげるから、少し頑張ってみて。」
「うん…」
と言うと、蒼は指をゆっくりとりさの中で動かし始めた。