テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第63章 りさの無事と父の叱責



謙二郎「りさちゃんふらふらするでしょ?お熱あるね。ちょっとそこに座ろう。もしもししてみようか。」



謙二郎は、まるでりさがまだ幼い子どものように、昔、りさの主治医をしていたあの頃のようにりさに接する。

謙二郎に聴診されながら、りさはまた涙を流し始めた。



蒼「りさいつの間に…。」



りさの具合が悪いことに珍しく気づかなかった3人は、何年もりさに会ってなかった父親が見抜いたことに圧倒されていた。

聴診を終えた謙二郎はりさに尋ねる。



謙二郎「りさちゃん、家に帰りたくなければ今日は病院に泊まろうか。それとも、やっぱりおうち帰って休みたい?」


りさ「…ぐすん、おうちかえりたい…。」



謙二郎はりさの頭をぽんぽんしてにっこり笑った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ