テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第63章 りさの無事と父の叱責



謙二郎「それから、さっき蒼に反抗したでしょ?あれは、しんどかったからだよ。りさちゃん見つけたとき、あの子はすぐに謝ったんだ。先生たちに心配かけたって泣いてた。そんな子がお前たちと一緒にいたくないなんて本心で言うはずないだろ?心が疲れてしまったのはもちろんだけど、そこに体の疲れもあって、しんどいのが全部乗っかって、自分でもよくわかんなくなっちゃんたんだろ。小さい子がグズるみたなもんだ。」



長い間りさに会っていなかったのに、謙二郎はりさのことをどこまでも理解していた。



蒼「父さん、俺はまだまだ全然ダメだ…。これから、りさにどうしてあげればいいのかな…。医者としても、その、ひとりの男としても…。」


謙二郎「いろんな経験をたくさん積みなさい。そこからしか学べない。それから、りさちゃんには蒼が必要なんだから、もっと自信と余裕を持つことだな。もちろん、豪と蓮もだよ。3人でしっかりりさちゃんのこと見守るんだよ。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ