りさと3人のDoctors
第63章 りさの無事と父の叱責
そんなこんな話をしていると、シャワーを浴びたりさがリビングにやってきた。
謙二郎「りさちゃん、さっぱりした?お熱測ってみようか。」
謙二郎はりさを座らせようと、背中に手を置いてソファーへと連れて行くと、りさは先生たちの前に立ち止まった。
りさ「ごめんなさい…。自分勝手なことして、先生たちに心配かけてごめんなさい。それと、みんなと一緒にいたくないなんて言って、本当にごめんなさい…っ。」
りさは顔を手で覆って声をあげて泣いた。
蓮「りさもういいんだよ。りさが無事ならなんもいうことないんだから。」
豪「あぁ。それに、もし本気で俺らと一緒にいたくないって言ったとしても、俺らはりさから離れたりしないよ。」
りさ「にぃにも豪先生も本当は大好きだよ…、ずっと一緒にいてほしい…。うわ〜ん…」
蓮「こらこら。もうりさ泣かないの〜。泣くのやめて、蒼兄にかわいい顔見せてあげて?」
そう言って、蓮はりさの体を蒼の方へ向かせた。
りさはひくひく泣きながら蒼を見つめる。