テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第63章 りさの無事と父の叱責


「先生、ごめんなさい……ヒクッ。わたし、本当は先生にずっとそばにいて欲しい…。先生のことが大好きで、好きで好きでつらくなるくらい、ほんとに先生のことが好きなの…。なのにあんなひどいこと言って、本当にごめんなさい…。先生…?わたしのこと…、ぐすん。わたしのこと、嫌いになってな……、……っ!」



りさが言い終わる前に、蒼はしーっと言うかのように、りさの口に人差し指を添えた。



「りさ?それはもう言わないって約束だったでしょ?」



蒼は5秒ほどりさを見つめ、りさも固まって瞬きもせず蒼の瞳に吸い込まれていた。

そして、りさの口から指を離した蒼は、今度はりさを抱きしめた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ