
りさと3人のDoctors
第64章 めでたしめでたしはまだ早い
「スー…スー…、コホッコホコホッ…はぁはぁ…。」
りさがベッドで横になってから2時間くらい経った。
30分ほどで眠りにはついたが、時折寝ながら咳き込むので、蒼は心配でずっとそばについている。
コンコンコン___
「蒼、大丈夫か…?」
部屋から出てこない蒼の様子を見に豪が来た。
「りさ寝たんだけど、たまに咳き込むから心配で。」
「もう22時だぞ。俺しばらくみとくから、飯食って風呂も入りなよ。俺らは先に食べちゃったから。」
「目が覚めて俺がいなかったら不安がらないかな…。」
「なんだよ、俺じゃだめってか?なにさっそくりさの男感出してんだよ。いくら蒼とりさがくっついたからって、俺と蓮も今まで通りりさのそばにいるんだからな。3人で見守っていくんだろ?」
「あぁ、もちろんそれはそうだよ。じゃあ、お言葉に甘えて。頼むな、豪。」
「あぁ、任せろ。」
