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りさと3人のDoctors

第65章 苦しい時間



「ケホッ…ハァー…ハァー…。」



ようやくりさが落ち着いて眠り始めたころ、お産を終えた蓮がやってきた。



「蒼兄遅くなってごめん。父さんからさっき聞いて、りさ大丈夫だった?って酸素入れてるのか…。」


「蓮、おつかれ。突然発作が起きて、熱も上がるしちょっと危なかったんだけど、なんとか落ち着いたよ。久しぶりに吸引までしてかわいそうに…。このまま良くなるといいんだけどな。まだ一切油断できない。」


「これまでの疲れとかが一気に出てる感じだね。体が毒素を吐き出そうとしてるみたいな?」


「だとしたら、ここで悪いの出し切って、これを最後にすっかり治ってくれればいいな…。」


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