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りさと3人のDoctors

第66章 両想い



「…なぁりさ?りさが元気になって俺すごくうれしいけど、また来週には治療再開しないといけないんだ。りさは彼女になって、俺は彼氏になったけど、りさの主治医でもある。りさの嫌いな医者でもあるんだ。もし、俺にはあくまで彼氏としてだけでいて欲しかったら、治療は豪や蓮に変わってもらうけど、りさはどうしたい?」



りさは蒼の背中にまわしてる手で、白衣をぎゅっと握った。



「…先生がいい。わたし、これからも先生にみてもらいたい。ずっと一緒にいて欲しいから、わたしを治すのは先生がいいの。それにね、治療がつらくなったのは先生が好きだったからだよ。先生もわたしのこと好きだなんて思ってなかったから嫌だったの。虚しくなっちゃうから…。だけど、今は違うから。両想いだから大丈夫。まぁ、できればその、やっぱりそういうのはベッドの上がよかったんだけど…。治療だもんね…。」



最後の一言に、蒼は思わず吹き出した。


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