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りさと3人のDoctors

第67章 治療の再開



「はぁ…はぁぁっ…、はぁはぁ…っ…ぁぁ…。」


(ふゎふゎする…。体がどこかに放り出されて、ふわふわ運ばれてるみたい…。ここは海の中かな…、空の上かな…?体の力が抜けきってるのに、どうしてどこにも落ちていかないの…?いや、落ち続けてるのかな…?)



初めて感じる感覚に、りさはぼーっとしっぱなしで、まるで夢の中にいるようだ。

ただ、実際にイク瞬間は蒼にぎゅっとしがみつき体を硬直させており、そして、ふわっと一気に力が抜けたかと思えば、ぐったりしたままビクビクと体を痙攣させている。

とろんとした目で蒼を見つめ、はぁはぁと吐息を漏らし続けるりさの背中を、蒼は片腕でしっかりと支えながら意識がこっちに戻るのをじっと待っていた。



「はぁ…、はぁはぁ…。」



りさの目からは自然と涙が溢れ、頬をスーッと伝った。



「…りさ、わかる?先生の声聞こえる…?」


「はぁ…はぁ…はぁ……。」


「りさ…?りさ先生見えるか…?」



どこか遠くで名前を呼ばれた気がして、目の前の視界もうっすらと晴れてくると、りさは少しずつ意識を引き戻していった。



「…はぁはぁ…先生……。」


「りさわかる?ちょっと体ベッドに下ろすよ。」



蒼はりさの体をベッドに預けると、背中に回していた手でりさの両手を握った。



「りさ?指抜くからね。」



そういって、蒼が指を引き抜いた時、りさの意識は完全に現実へ戻ってきた。



「ん、んぁぁっ…。」



抜かれる瞬間、イったあとの刺激でりさはまた甘い声を漏らす。


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