りさと3人のDoctors
第68章 生理の相談
薬を見つけた蓮は、すぐにりさに飲ませてあげようと、部屋に置いてる小さな冷蔵庫から水を取り出した。
「りさ、体起こせる?」
「うん…。うぅ…いたた……。」
りさは体を起こしてベッドに座り、蓮から水と薬をもらった。
"……ゴクっ。"
「にぃにありがとう…。」
そういうりさの顔色は悪く、今は相当痛みに耐えてるところだと蓮にはわかった。
「りさ、もっかい横になろう。薬効くまでここにいていいから…。」
「うん…、ゔぅ…。」
もう一度、蓮のベッドに横になるりさは、海老のように丸まってお腹を押さえて顔を歪める。
「お腹が1番痛い?」
頷くりさのお腹の手をどかし、まるで次々とやってくる痛みの波を逃すように、蓮は優しくお腹を撫でてくれた。