りさと3人のDoctors
第68章 生理の相談
「りさ、また病院でお薬出してあげるからね。いつもなるべく切らさないように、使い切る前にもらいに来ていいんだよ?痛くなる前に飲めるようにしとかないと…。」
「はい…。それにしても、にぃにの手魔法みたい。痛いのマシになる。」
「ははっ。そう?りさ、痛い時に息も止めちゃうんじゃなくて、ふぅ〜って細く長く吐いてごらん。」
りさは蓮のアドバイス通りにふぅ〜っと細い息を長く吐くよう繰り返した。
「ふぅ〜……、すぅー、ふぅ〜………」
「うん。そうそう。上手にできてるよ。そうしてる方が痛みが逃げてくれるからね。」
蓮はまるで陣痛に耐える妊婦さんみたいにりさを介抱する。
「なんか、赤ちゃん産むみたいだね…。」
「まぁ陣痛も生理痛に似てるっていうからね。その延長というか、もっと何倍にも痛くした感じ?ってにぃには医者なだけで男だからわかんないけど…。」
「そんなの聞いたら怖くて余計に痛くなっちゃう。」
「ははっ。大丈夫だよ。世の中のお母さんはみんな乗り越えてるわけだし、それに今は無痛もあるからね。いずれにせよ、りさが赤ちゃん産むことになったら、にぃにがいるから大丈夫っ!」