テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第70章 予防注射



診察室へ入ると、涼子が笑顔で迎えてくれた。



「りさちゃん、こんにちは。久しぶり。」


「こ、こんにちは。」



りさはすでに緊張しすぎて声が震える。



「最近調子はどう?念のためちょっと聴診しとくね。」



と言って、涼子は制服のシャツの下から手を入れて聴診をした。



「最近は調子いいぞ。喘息も出てないし、家でも走り回って怒られてる。」


「ちょっ、ご、豪先生…。」


「ふふっ。それならよかった。胸の音も問題ないわね。そしたら、ワクチン打ちましょうか。」



そう言うと、看護師がトレーにワクチンのセットを乗せて持ってきて、そこにある針の長い注射器を見たりさの恐怖心はMAXに達した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ