りさと3人のDoctors
第73章 治療の卒業
「うん。あのね、先生。その、もう治療はやめて、これからは、その…、せ、先生とえっ…、えっと…、えっ…」
「俺と早くエッチしたい?」
「えっ//!?」
口籠るりさに、蒼はりさの言葉を待たずにズバリ答えを言い当てた。
「あ、あれ…?ご、ごめん!違った?」
顔を真っ赤にして固まるりさをみて、蒼はとんでもないことを言ってしまったかと少し焦る。
「い、いや、あの、その、ち、違うくないです…。も、もう大学生になるし、せ、先生とえっちしたいって言おうと思ってました…。」
もはや蒼の目なんて見れず、りさは俯いたまま真っ赤な顔をして答えた。
そんなりさの頬を蒼は両手でそっと挟むと、りさの目をじっと見つめた。
「りさ、本当にいいの?もう覚悟できてるの?」
「はい…。」
蒼のまっすぐな瞳に動揺しつつも、りさはしっかりと返事した。
「うん。わかった。そしたら、来週と再来週はここで治療しよう。そして、来週、問題なく2本入ったら治療は卒業しよう。」
りさは、蒼の言葉を聞いて表情をパッと明るくさせた。
「先生、ありがとう!」