
りさと3人のDoctors
第75章 初めての…
そして…
何を言うでもなく、蒼は優しく微笑んでりさの唇にゆっくりとキスを落とした。
「ん……んっ……。」
ちゅっと音を立てながら、優しいキスが何度もくり返される。
蒼は緊張でガチガチになってるりさを思い、先に進むこともなく、頭や体を優しく撫でながら、キスだけを繰り返した。
そして、少ししてりさの体の力が緩んできたとき、
「んんっ…!」
蒼は唇の隙間からりさの口に舌を滑り込ませる。
「…っ…んん…っん……んんっ…、んっ…ぷはぁ。」
「…りさ?ちゃんと鼻で息してて…。力抜いて、自然にしてるだけで良いから。」
と言って、再びりさの舌に絡みつく。
(頭がふわふわする…。キスしてるだけなのに…、大人のキスって、こんなすごいの…?)
「…んふぁ……ん…っ…んん……んふぁ……、」
りさは、初めての大人のキスを一生懸命に感じた。
