りさと3人のDoctors
第9章 手術の話
そして、しばらくしてから蒼と蓮が揃ってりさの部屋にやってきた。
「りさ~、おまたせ。」
蓮もいつもと変わらず、明るく声をかける。
「今はお腹痛くない?大丈夫?」
「うん。」
「うん、よかった!じゃあ、さっそくだけど、いろいろ説明していくね。わからないこととか、不安なことがあったら聞いていいからね。」
「はい。」
蓮はニコッと笑い説明を始めた。
「まず、今回の手術では、りさの塞がった処女膜を切開して、ちゃんと生理が来るようにするよ。手術って聞くと全身麻酔を想像すると思うけど、切るところにだけ麻酔をする局所麻酔で手術するからね。時間は、大体30分くらいかな。最初に麻酔する時だけ痛いの我慢すれば、後は痛くないから大丈夫だよ。」
りさはすでに涙目になりながら、一生懸命蓮の話を聞いていた。
「手術の後は、しばらく出血したり、傷口が痛んだりするけど、ここは人によって変わってくるからね。ここまで大丈夫かな?」
「はい…。」