
蜃気楼の女
第22章 学園長・田所平八郎
「ぁぁあーー ぁううぅーー」
櫻子は声を張り上げる。
「この寮には私たち二人だけですから、大きな声を出していいんですよ。これから、毎日、わたしの肉棒をほしくなるようにして差しあげますから」
そんな夢だった。いつもどおり、服を着替え、食堂に向かった。100人は座れるかと思われる広い空間である。かつての隆盛が忍ばれる。平八郎が朝食をテーブルの一角に配膳していた。櫻子が平八郎のところへ歩いて行く。
「平八さん、おはようございます」
「おお、おはよう。朝食をいっしょに食べましょう?」
ほほ笑んだ平八郎が櫻子のために椅子を引いてくれた。櫻子はありがとう、と言って、平八郎の頬にキスをしてから座った。平八郎が櫻子のキスに驚いていた。
櫻子は心のセックスを、この平八じいさんと、夢なんかではなく、本当に試してみたいと心から思った。実際、平八郎に夢で見たような肉体をのぞむことは難しい。学園に乗り込む前、この学園長を色仕掛けで味方に付ける、とりこにさせる、そう思っていた。今の社会で、味方にすれば千人力の教育者である。櫻子の超能力も超一流と言えた。学園長の能力、精神を瞬時に察知したのだから。平八郎は櫻子の隣の椅子に腰掛けると、両手を合唱した。
「それでは、いただきます」
平八郎は合唱したまま、軽く頭を前に傾けた。二人は並んで食事をする。
「櫻子さん、きみはとても美しい。きっと、いつも隠されている深い部分もきっと美しいに違いない。きみの美をこれからもっと見たい、見せてくれるかい?」
櫻子は平八郎の言葉の意味することを考えた。今朝の夢のことを引きずっていた櫻子はすぐに答えた。
「平八さん、あたしのを見て興奮するの? あたしの隠れたところを見て、興奮するの?」
「うーーん、興奮ねえ? ちょっと、違うかもね、心が元気になるかもしれない……」
櫻子は声を張り上げる。
「この寮には私たち二人だけですから、大きな声を出していいんですよ。これから、毎日、わたしの肉棒をほしくなるようにして差しあげますから」
そんな夢だった。いつもどおり、服を着替え、食堂に向かった。100人は座れるかと思われる広い空間である。かつての隆盛が忍ばれる。平八郎が朝食をテーブルの一角に配膳していた。櫻子が平八郎のところへ歩いて行く。
「平八さん、おはようございます」
「おお、おはよう。朝食をいっしょに食べましょう?」
ほほ笑んだ平八郎が櫻子のために椅子を引いてくれた。櫻子はありがとう、と言って、平八郎の頬にキスをしてから座った。平八郎が櫻子のキスに驚いていた。
櫻子は心のセックスを、この平八じいさんと、夢なんかではなく、本当に試してみたいと心から思った。実際、平八郎に夢で見たような肉体をのぞむことは難しい。学園に乗り込む前、この学園長を色仕掛けで味方に付ける、とりこにさせる、そう思っていた。今の社会で、味方にすれば千人力の教育者である。櫻子の超能力も超一流と言えた。学園長の能力、精神を瞬時に察知したのだから。平八郎は櫻子の隣の椅子に腰掛けると、両手を合唱した。
「それでは、いただきます」
平八郎は合唱したまま、軽く頭を前に傾けた。二人は並んで食事をする。
「櫻子さん、きみはとても美しい。きっと、いつも隠されている深い部分もきっと美しいに違いない。きみの美をこれからもっと見たい、見せてくれるかい?」
櫻子は平八郎の言葉の意味することを考えた。今朝の夢のことを引きずっていた櫻子はすぐに答えた。
「平八さん、あたしのを見て興奮するの? あたしの隠れたところを見て、興奮するの?」
「うーーん、興奮ねえ? ちょっと、違うかもね、心が元気になるかもしれない……」
