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蜃気楼の女

第22章 学園長・田所平八郎

 櫻子は席を立つと、平八郎のところへ近づいた。学園長のところで腰をかがめ、平八郎の唇にそっとキスした。
「平八さん、今、あたしの全部、見せてあげるわ……」
 そういった櫻子は、この人をあたし愛している、大切にしたい、と思った。心とは反対に憎まれ口を吐いてしまった。
「フフ、元気なおじいさんね? 元気すぎて、もう、これって、変態ですよ? あたしの隠れた部分、これから見せてあげる、だから、あたしも平さんの…… 見たいな……」
「ああ、もちろんさ。優しさ、弱さを隠し、強がるところ、そういうところも含め、きみのすべてが好きだよ……」
 平八郎に言われた櫻子は、平八郎の膝の上に尻を乗せて左腕を平八郎の肩から後ろの首に掛けて奥の方に左手を乗せた。右手で、ワンピースの前ボタンを上から一個一個外していく。前が開いてピンクのブラジャーを付けた乳房が現れた。両肩の服を右手を使って肩から外すと、ワンピースが平八郎のももの上に落下した。櫻子の下着を付けただけの乳房が出現した。
「あたしの胸、見てくださる?」
 櫻子は平八郎に乗せていたももから尻を外し、立ち上がった。
「……見たいなら、平八さんが、外してくださって……」
「櫻子さん……」
 そう言った平八郎は櫻子のブラの上側をつかんで下に引いた。豊かな乳房がプルンと音を立てるように飛び出した。
「せ、先生、ぁああ…… み、、見てくれていますか?」

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