蜃気楼の女
第36章 橋本浩一の記憶
「もう少しいたいけど…… これから櫻子様の様子を見てくるわ。もしかしたら、今度おじさんに会ったら、学園長の記憶もプラスされているかもね? そうでないかもしれないから…… 櫻子様を連れてきても決して話さないでね。学園長が死んだ、と知った櫻子様がどんな状態になるか分からないから……」
尚子は眠っている橋本に自分にも言い聞かせるように言うと、急いで部屋から出ていった。眠っている橋本にとって、うつろではあったが、尚子の言葉を聞いた最後になった。
(尚子と交わると、俺も超能力者になる、とか言っていたが、俺にどんな超能力が獲得できるというのか? やはり、蜃気楼(しんきろう)の女と交わった男だから、女を喜ばせる能力だろうなぁ、その力を尚子に試してやろう…… エッチな尚子は、喜ぶだろうなぁ……)
この思考を最後に橋本は深い眠りに落ち、闇に消えた。尚子の橋本とのめくるめく恋人関係は1回で終わってしまった。
尚子は眠っている橋本に自分にも言い聞かせるように言うと、急いで部屋から出ていった。眠っている橋本にとって、うつろではあったが、尚子の言葉を聞いた最後になった。
(尚子と交わると、俺も超能力者になる、とか言っていたが、俺にどんな超能力が獲得できるというのか? やはり、蜃気楼(しんきろう)の女と交わった男だから、女を喜ばせる能力だろうなぁ、その力を尚子に試してやろう…… エッチな尚子は、喜ぶだろうなぁ……)
この思考を最後に橋本は深い眠りに落ち、闇に消えた。尚子の橋本とのめくるめく恋人関係は1回で終わってしまった。